思いもよらない分野が向いていることがある

 松本清張賞をとった作家の山口恵似子さんは、社員食堂の食堂主任をしながら小説を書いています。社員食堂に就職する前は派遣会社に登録して宝飾品販売をしたり、シナリオライターをしていたそうです。

 

 それまでの仕事は小説が売れるまでのつなぎで、いつかやめるものという意識があったそうですが、社員食堂の仕事は楽しくて、食堂に集まる人が自分の家族のような感覚なのだそうです。

 

 食堂の仕事と小説を書く仕事は、どちらも自分にとって必要なことだと言っています。日本人は転職を重ねる事はあまり良しとしていませんが、生活の為に始めた仕事でも思いもよらず楽しかったり自分にあっているということもあるものです。

 

 初めからこういった仕事がしたいという事が決まっている場合には、その方向へ進めるように資格をとったりチャレンジすることが大切です。しかしそういったやりたい事がない場合は、仕事をとりあえずすることで思いもよらない自分の才能や適性がわかるといったこともあります。条件を狭めないことが自分の可能性を広げることになります。

 

 面接を受けて雰囲気が良いようだったら、少しくらい考えていた条件には当てはまらなくても働いてみると良いかもしれません。反対に条件が良くても気になる点があれば、そこは自分にはあわないということもあります。自分の嫌だとか好ましいといった感覚は大切にしたほうが、自分に合った良い仕事を見つけることができます。



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